メタボリックシンドロームとは、前述もしているとおり脂肪細胞の機能異常(代謝異常)から引き起こされた肥満(内臓脂肪肥満)に合わせて、高血糖・高脂血症・高血圧のうち2つ以上重なった状態をさします。
そして、内臓脂肪肥満に合わせて3つの症状のうち1つでも重なったら予備軍です。
この段階では予備軍の段階では脂肪細胞の機能異常による肥満症のみという段階です。
基準はBMIが25以上で、リスク(高血糖、高脂血症、高血圧の3つのうち)が0、または一つまでが肥満症と判断します。
内臓脂肪蓄積があり、3つのリスクのうち2つ、つまり肥満症の病態が一歩進んだ状態をメタボリックシンドロームと呼びます。
メタボリックシンドロームの基準は、国によって若干異なりますが、日本では2005年より一つの基準が決められています。
日本のメタボリックシンドロームの基準のうち、基礎となる内臓脂肪蓄積の指標としてウエスト周囲径が用いられ、男性85cm以上、女性90cm以上としています(またはBMI25以上)。
高脂血症の基準は、高トリグリセライド血症(中性脂肪値)が150mg/dl以上であるか、低HDLコレステロール血症(善玉コレステロール値)が40mg/dl未満であるとされています。
高血糖の基準は、空腹時血糖値が110mg/dl以上であることとなっています。
高血圧の基準はについては、収縮期血圧が130mmHg以上、拡張期血圧が85mmHg以上であることとされます。
異常のようにそれぞれが認定されますが、これらの基準のうち肥満に加えて1つでも認められる場合はメタボリックシンドロームだと診断されます。
このリスクをすべて基準値を超えてしまうと死の四重奏という恐ろしい命名があり、メタボリックシンドロームの重症型と理解しましょう。
現在は一応この基準が公式なものとなっていますが、医学界でも、さまざまな議論が現在も進められています。
しかし、疫学的にも肥満症が他の危険因子の併発を高めることは事実であり、これらの基準を一つの目安として、改善を図る必要はあるといえるでしょう。
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